瀬宮の球拾いブログ

エンジニアだったはずが、みんなにヘイストかける方がチームに貢献できた男のブログ

RubyKaigi2014に参加してきた

1日目

 

 気になった事をつらつらと

トレードオフを認識し、トレードオフに打ち勝つこと

 Ruby2.3 からSymbolのGCはいるよ

 Rails5.x系ではSymbol GC使いたいからRuby2.2必須にするよ

APIの話は最高だった

APIの変更には二種類ある。 

Breaking Change(Client側のUpdateが必要になる破壊的な変更) 

と 

Non-Breaking Change(Client側のUpdateが必要ではない非破壊的な変更) 

前者はコストが大きく、後者はかんたんである。 

後者が望ましい。

できるか?できる。プロトコルを決め、クライアント側で受け取った内容をパースすれば。実現している具体的な例をあげよう。ブラウザだ。

airbnbはすでにやっている

発表資料はこちら。最高だからぜひ見てほしい。ベストスピーカー賞あげたいくらい 

Hypermedia: The Missing Element to Building Adaptable Web APIs in Rai…

 

 ドリコムの話

 重複したコードをgem化した。

 共通した処理をgem化することでコード資産を扱いやすくなった。サイコー。

 いまでも開発リソースの一部を割いてgem化を進めている。

 「エースの技術力をモブエンジニアにレバレッジするのに役立つ」「エースのソウルジェムも奇麗になる」

 腐敗したgemなどのいくつかの要素を可視化し、計測しやすくしている。

 

 オフィシャルパーティー

RubyKaja の発表 

@sue445 さん受賞おめでとうございます。

料理は最高に美味しかった。高級ホテルのディナーって感じだった。

何人かの人と話せた。

ほぼぼっちだった。

 

2日目

Matzの基調講演

型があるといいとは思う。

でもRubyに型を後付けするのは難しい。 

(最終行が返り値になるってことみんな意識してコード書いてる?)

だから型推論機能をつけることにした。

型推論は最初は外付けでつける。型推論を使えば、強力なインセンティブがある。

使いたくなければ使わなければいい。今までと同じRubyが書ける。

今までのRubyに型をつける試みは失敗した。これは後づけが困難だったこと、厳格な型定義を行おうとしたこと(?)が原因である。

Rubyの開発チームによるゆるやかな型推論の追加は十分可能である

 

そのほかの講演

プロダクトコードとテストコードの比率は1:1がよいバランスらしい。

@t_wada もそういっていたからほぼ間違いない