瀬宮の球拾いブログ

エンジニアだったはずが、みんなにヘイストかける方がチームに貢献できた男のブログ

人間はどれだけの時間集中できるのか

このエントリは アジャイルCasual Advent Calendar 2014 - Qiita の6日目です

休日なので集中と休息の話をします
休息重要

私は学部時代遠隔学習(e-ラーニングみたいなもの)を研究テーマにしていて、その過程で人間の集中力について調べた事があります。

もうすでに記憶はおぼろ、研究メモはとっくにゴミ捨て場行きなんですがうろ覚えで書きます

人間の集中力のピークは高校時代で、だいたい最大90分程度維持されます。
予備校の講義が90分なのはここに由来します
また、腕のよい予備校講師や大学教員は90分続けて持たない事を理解しているため、40分程度で雑談を挟み聴講者の集中力の回復を待ちます。

20歳を超えると、人間の集中力持続時間は落ち続け、30代ならだいたい60分は保たないと思ってください。

集中力は作業の種類と質の相関関係もあります。
不慣れな作業や気乗りしない作業は集中が頻繁に切れます。

一度切れた集中は再度回復させるまでに20分かかります。

集中力を高く維持するコツは、集中する時間と休憩する時間のメリハリをつけることです。
高校生なら50分集中し、10分休む高校の講義形式がよいですし、
社会人なら集中力の維持時間が落ちているので、25分集中し、5分休むポモドーロテクニック方式が良いと思います

また修羅場モードの場合人間の脳はアフターバーナーに相当する機能を使います。
最大で2時間程度、最高レベルの集中を維持できます。
ただし、これを使うと脳が疲弊しその後60分程度頭痛とともに思考が働かなくなり注意力散漫になります
脳が"焼き付いた"状態になります

ペアプログラミングはペアがうまく機能すればこの状態を人工的に引き起こせます。
ただし、集中力が最大で2時間しか続かないため、頻繁に作業を交代しても2時間程度で作業を停止し大休止を入れる必要があります。
また、休憩時間はこの大休止の場合は60分程度必要です。
あるいは低負荷なメール作業をしても良いと思います。
この休憩を入れない場合、再度深い集中状態に入れなくなります。
(そのためペアプログラミングの効果もありません)

以上、記憶のあいまいな与太話でした。適当に聞き流してください。