瀬宮の球拾いブログ

エンジニアだったはずが、みんなにヘイストかける方がチームに貢献できた男のブログ

ユーザーに居場所を与えるサービス作り

最近流行っているSNS系のサービスは、いわゆる「バナージやリディ少尉」を満足させるサービスなんだと思いました。
ガンダムUCという小説原作のアニメがあるんですよ。それを例に使って説明します。

ガンダムUCの1巻から引用
そこで主人公バナージがヒロインに向かってこう訴えるわけです。

バナージ「初めて自分の居場所が見えたみたいなんだ。君が誰だってかまわない。必要だって言ってくれ。一緒にいた方がいいって。」

現代人は居場所が欲しい

現代人の欲求として「今の自分には居場所がない」「居場所が欲しい」という欲求を感じているのではないか、という仮説を私は持っています。

例えばtwitter

例えばtwitterでフォロワーが100人になれば、「自分の発言に興味がある人が100人はいる」ということになるわけです。
あるツイートをして100個RTやfavがつくと嬉しいわけです。
日常生活をする上で100人から褒められる、ポジティブな反応をもらえる経験はそうはありません。だからこそユーザーはtwitterにはまり込んでしまうのではないか、と考えています。

褒められたいユーザーがいつく場所

褒められたいと感じるユーザーは褒められやすい場所に居着きます。すなわち、人が大勢いる場所でかつ自分ができることをやって褒められやすい場所です。
単純な人の数と拡散力ならtwitterですし、映像における芸が得意ならyoutubeですし、服のコーディネートがうまいならiqonでしょう。

つまりそういうユーザーを獲得するには「人がいる感」「見せびらかせる感」「自分が何かやっても褒められそう感」がユーザーの獲得と定着に重要です。
事実としてそういう機能が備わっているかよりもユーザーがその期待を実感できるかのほうが100倍重要だと考えます。そうでないと、ユーザーは居着きません。

サービスを作るときはユーザーが居着くメカニズム作りと、それをユーザーに感じさせるデザインの2つを最近は重視しています。